4月24日、ロシア・ウファのレスリング・パレスで開催された、国際ボクシング協会(IBA)興行「IBA.Pro 17」のメインイベントで行われた、IBF世界ライト級挑戦者決定12回戦。IBF世界同級8位、WBA12位アルトゥール・スブハンクロフ(ロシア)=11戦全勝(5KO)=と、WBA世界同級3位、IBF、WBC10位バホドゥル・ウスマノフ(タジキスタン)=12戦全勝(5KO)=の一戦は、スブハンクロフが12回TKO勝ち。

サウスポーのスブハンクロフとウスマノフは激しい打撃を展開。迎えた第10ラウンド、スブハンクロフの右フックでウスマノフはキャンバスへ膝をタッチ。8カウントが数えられた。再開後、残り30秒でスブハンクロフは再び右フックを決め、このラウンド2度目のダウンを奪う。

11回、開始からウスマノフは打って出たが、スブハンクロフの右フックでまたもやダウン。ここも立ちあがり再開に応じたウスマノフは、再び打ち合いラウンド終了。迎えた最終ラウンド、最後まで勝利への執念を見せるウスマノフだが、残り40秒スブハンクロフは右フックを効かせると、連打から右フック打ち込み通算4度目のダウンを奪う。

ウスマノフは足をよろめかせながらも立ち上がったが、ダメージは明白。それでもレフェリーは試合を続行させたが、すかさずリングサイドからストップの要請があり試合は終了。これは妥当な処置だった。

Artur Subkhankulov

IBF世界同級はレイモンド・ムラタラ(米)=24戦全勝(17KO)=が王者に君臨。現在、1位と2位は空位となっており、IBFは3位アルバート・ベル(米)=28勝(9KO)無敗1NC=と、4位アンディ・クルス(キューバ)=6勝(3KO)1敗=による挑戦者決定戦を指令。

両陣営は対戦契約に同意し、試合は6月、もしくは7月に米国で開催されるDAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行で行われる事が決まっている。この試合に勝ったスブハンクロフは2位にランクされると思われるが、WBAで3位にランクされるウスマノフを破った事により、WBAでも上位に喰い込んで来るだろう。

しかし、ムラタラはスーパーライト級への転向が噂され、WBO世界スーパーライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=24戦全勝(11KO)=が対戦相手の候補にあがっており、今後の動向が注目されている。