IBF世界クルーザー級王座の返上を明らかにしている、ジェイ・オペタイア(豪)=23戦全勝(18KO)=は、12月23日(日本時間24日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される、アンソニー・ジョシュア(英)、ディオンテイ・ワイルダー(米)らが出場する興行で、IBFが承認しなかったWBO、WBA11位のエリス・ゾロ(英)=17戦全勝(7KO)=との対戦で、45万ドル(約6560万円)の報酬を得ることが明らかにされた。

オペタイアがサウジアラビアで “人生を変えるような金額 “で、2試合戦う契約を結んでいると明かしていたプロモーターのエディ・ハーンは、来年3月には指名挑戦権を持つ前王者で同級3位のマイリス・ブリエディス(ラトビア)=28勝(20KO)2敗=と対戦し、23万ドル(約3350万円)の報酬を得ることになっていると主張。

2試合で合計68万ドル(約9900万円)の報酬は、「彼と彼の子供たちの将来を最終的に保証するものだ」とするハーンは、「ベルトは重要だと思う。チャンピオンになることに価値があるのは間違いない。ルールは守るべきだが、ルールに矛盾や不公平があれば、それに立ち向かわなければならない」と、怒りをあらわにしている。

昨年7月、オペタイアはブリエディスに勝ち王者となったが、試合後、顎を2箇所骨折していることが判明。手術を受けブランクを余儀なくされた。オペタイアはIBFから義務付けられた、2位にランクされていたリチャード・リアクポルヘ(英)=17戦全勝(13KO)=との対戦交渉を進めたが、入札直前になってリアクポルヘは対戦を回避。オペタイア陣営は相手選択での防衛戦を視野に入れたがIBFは認めず、8月、ブリエディスとの対戦を指令。

しかし、ブリエディスは負傷を理由に待機する事を選択。オペタイアは9月30日(日本時間10月1日)に英・ロンドンで、5位ジョーダン・トンプソン(英)=15勝(12KO)1敗=を相手に防衛戦を行い4回TKO勝ちでV1に成功。12月にブリエディスとの指名戦を消化するつもりだったが、ブリエディスは12月23日(日本時間24日)では準備が間に合わないと主張。ここも待機する事を選び、ソロが対戦相手に抜擢された。

だが、IBFはオペタイアが一度指名戦を免除され、選択防衛戦を消化していることから、2試合連続の選択試合は認められないと主張。IBFランキングに入っていないゾロ戦は防衛戦として認めず、挙行すれば王座を剥奪するとしていた。なお、ブリエディスはオペタイアに敗れた後、約1年5ヶ月間リングに上がっていない。