5月11日、韓国・・仁川のパラダイスシティで開催された、TBプロモーション興行のメインイベント。元2階級制覇王者で、現在、WBA世界フライ級2位、IBF4位、WBC10位にランクされる京口紘人(ワタナベ)=18勝(12KO)1敗=選手と、IBF世界同級9位ビンス・パラス(フィリピン)=20勝(15KO)2敗1分=の10回戦は、パラスが判定勝ち。スコアは97-93、97-93、96-94。

2018年5月、京口選手が保持していたIBF世界ミニマム級王座に挑み判定負けを喫しているパラスは雪辱戦。初回、積極的に出るパラスに対し、受けて立った京口選手は右ストレート、左フック。互いに左ボディを叩き合った。2回、プレスを掛けるパラスは右フックを狙うが、京口選手はジャブで距離を取り、左フックを上下に打ち分けた。

3回、京口選手が打ち気に出て左ボディ、右ストレート。パラスは右アッパーを合わせる。4回、ジワリ前に出るパラスは一発強打を狙うが、京口選手は動きを止めず、ジャブ、左右アッパー、左ボディ、右ストレートと多彩なパンチでリード。5回、パラスが圧力を強め、接近戦で左右フックを振り回す。京口選手は前で裁き、コンパクトな左アッパー、右ストレートをヒット。

6回、パラスはジャブを放った後、ビッグパンチを振る。しかし、京口選手は冷静に交わし、右ストレート、左ボディ。7回、パラスは上体を振って前進し強打を振り回すが、京口選手は空振りさせジャブを打ち込む。パラスの左目下が腫れて来た。8回、パラスがプレスを強めビッグパンチ。しかし、京口選手はもらわず、ジャブ、左アッパー。

9回、京口選手はパラスの出鼻にジャブ、右ストレートをカウンター。最終ラウンド、強引に出るパラスに京口選手は、冷静にジャブを当てる。最後まで京口選手は足を止めず、固いガードとサイドへの動きでパラスの強打を封じ切り終了ゴング。インサイドからパンチをヒットしていた京口選手の勝利かと思ったが、判定は意外にもパラス。驚きました。

セミファイナル。OPBF東洋太平洋ミドル級タイトル12回戦。王者でWBC世界同級15位の竹迫司登(ワールドスポーツ)=16勝(15KO91敗1分=選手に、挑戦者テイジ・プラタップ・シン(オーストラリア)=18勝(8KO)7敗3分=が挑んだ一戦は、シンが判定勝ちで新王者。スコアは115‐113、115‐113シンと、114‐113竹迫選手のスプリット。

初回から積極的に出たサウスポーのシンに対し、竹迫選手はガードを固め慎重な立ち上がり。2回もシンは頭を振り、左アッパーをボディからアゴへ突き上げる。押し込んで来るシンに対し、竹迫選手も右ストレートを返すが、シンのガードは固い。

3回、両選手正面から近い距離で打ち合うが、竹迫選手は前進して来るシンの左アッパー、ストレートを受ける。4回も接近戦。手数豊富なシンのコンパクトな連打は威力はないが、竹迫選手は後手となる。4回終了後の公開スコアは、40-36、40-36シンと、38-38。

5回、シンが前進しボディ攻撃から左ストレート、右フックをヒット。相変わらず手数が多い。6回、前に出るシンに竹迫選手は右ボディアッパー。7回、竹迫選手が距離を取るが、シンは前進し左ストレートをヒット。8回、竹迫選手が打って出る。押し込んで来るシンに右ボディアッパー、左フックを決める。しかし、シンも崩れず左ストレートを返した。8回終了後の公開採点は、78-74、78-74シンと、77-75竹迫選手。

9回、竹迫選手は手数を増やすが、正面からの打ち合いではシンの左ストレートを被弾する。10回、シンは押し込んでボディ攻撃から左ストレート、右フック。竹迫選手はラウンド終盤、接近戦でボディ連打。11回、竹迫選手の右ストレートでシンの動きが止まり、連打で追撃したが決定打は打ち込めない。

最終ラウンドは打ち合いでスタート。竹迫選手打ち勝ち、シンを追い込むが、シンは懸命に耐える。しかし、竹迫選手も疲れたか、ラスト30秒はシンが左を当て終了ゴング。シンがリードを守り切り王座奪取に成功した。