WBOは世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=20戦全勝(20KO)=が負傷し、6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催が決まっていた、WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=22戦全勝(11KO)=との4団体王座統一戦が延期されたことを受け、暫定王座の設置を決定。

同級1位ジョシュア・ブアッツィ(英)=17戦全勝(13KO)=と、同級3位アンソニー・ヤード(英)=25勝(24KO)3敗=の英国人同士による、暫定王座決定戦を指令。交渉期間は10日間で、対戦同意に達しない場合は入札が開催される。最低落札価格は30万ドル(約4670万円)。

WBA、WBCでも1位にランクされるブアッツィは、2月3日(日本時間4日)に英・ロンドンのOVOアリーナ・ウェンブリーで行われた、WBA世界同級挑戦者決定戦で、WBA2位ダン・アゼーズ(英)=20勝(13KO)1敗=に判定(117-109、117-109、116-110)勝ちを収めている。

一方のヤードは、2月10日(日本時間11日)に英・ロンドンのカッパー・ボックスで、マルコ・ニコリック(セルビア)=32勝(12KO)4敗=に3回1分15秒TKO勝ち。昨年1月、ベテルビエフの持つ王座に挑戦し、善戦するも8回TKO負けを喫した後、再起2連勝とした。ブアッツィとのライバル対決実現への期待は大きいが、果たして。今後の交渉に注目。