WBO、IBF世界ミドル級王座統一戦。WBO王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=14戦全勝(9KO)=vsIBF王者ビンチェンツォ・グアルティエリ(ドイツ)=21勝(7KO)無敗1分=。10月14日(日本時間15日)、米・テキサス州ローゼンバーグ、フォードベンド・コミュニティ・センター。

グアルティエリは7月にドイツ・ヴッパータールで行われた王座決定戦で、エスキバ・ファルカン(ブラジル)=30勝(20KO)1敗=を判定で破り王座を獲得。初めての海外リングが米国となった。

サウスポーのアリムカヌウェは右ジャブから左強打を上下に打ち分け、試合の主導権を握って行った。

序盤戦で左目下が腫れだしたグアルティエリは、サウスポーにスイッチする場面もあったが、思ったような効果は上げられない。

第6ラウンド、ズルズルとコーナーに後退したグアルティエリに、アリムカヌウェが左強打を連続して叩きつけると、デイヴィッド・フィールズ(米)主審は試合をストップ。TKOタイム第6ラウンド1分25秒。

IBF立会人はアーロン・カイザー(米)。WBO立会人はリチャード・デキュアー(米)。5回までのスコアもアリムカヌウェが一方的にリードしていた。

圧勝で世界ミドル級二つ目のベルトを手に入れたアリムカヌウェは、ワシル・ロマチェンコ、オレクサンドル・ウシクらと同じく、エギス・クリマス(リトアニア出身、米在住)によってマネージメントされ、この試合から元2階級制覇王者ブライアンビロリア(米)がトレーナーに就いている。今後の目標はズバリ4団体王座統一。今後の動向に注目。