5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催が予定される、世界スーパーバンタム級4団体統一王者井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手に、WBA世界同級2位(1位は空位)、IBF8位、WBO10位ラモン・カルディナス(米)=25勝(14KO)1敗=が挑戦するトップランク興行の共同メインに、WBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=26戦全勝(22KO)=が出場。3度目の防衛戦を迎えるエスピノサは、同級11位エドワード・バスケス(米)=17勝(4KO)2敗1NC=と対戦する。

バスケスは20232年11月4日(日本時間5日)にモナコ・モンテカルロで、IBF世界スーパーフェザー級王座を保持していたジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)2敗=に挑戦。大いに善戦したが、112-116、112-116、114-114の0-2判定負けで王座奪取はならなかった。再起後は2連勝を飾り、昨年10月にはUSBA米国スーパーフェザー級王座を獲得している。

2023年12月にロベイシ・ラミレス(キューバ)=14勝(9KO)3敗=を大激戦の末に破り世界王座を獲得したエスピノサは、トップランクと複数試合の共同プロモート契約を締結。昨年6月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのフォンテインブルー・ラスベガスで開催されたトップランク興行のメインイベントで、セルジオ・チリーノ・サンチェス(メキシコ)=22勝(13KO)2敗=を4回TKOで破り初防衛に成功。

昨年12月7日(日本時間8日)には米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイアモンド・アリーナで、前王者ラミレスの挑戦を6回TKOで撃退している。

かねてからエスピノサは井上選手との対戦を熱望。「井上と戦うことは僕の夢のひとつ。彼を倒せば、パウンド・フォー・パウンドのファイターになれる。準備はできているし、その気持ちは強い」と、井上選手のフェザー級転向を待ち望んでいる。

ラスベガス・T-モバイル・アリーナの大舞台で、共同メインでそろい踏みすれば、来年以降、トップランク・ファイターである両者の対戦が、現実味を帯びて来る。井上選手が前人未到となる3階級での4団体王座統一を成し遂げる為の道筋は見え始めて来ている。正式発表が待たれます。