4団体統一女子世界フェザー級王者アマンダ・セラノ(プエルトリコ)=45勝(30KO)2敗1分=に対し、WBOが指令していた暫定王者ダニラ・ラモス(ブラジル・アルゼンチン在住)=12勝(1KO)2敗=による王座統一戦は、10月27日(日本時間28日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催される事が決定。試合は女子ボクシング史上初となる3分12ラウンド制で行われる。

34歳のセラノは「女子ボクシングがいかに素晴らしいものであるか、そして私たちが男性と同じくらい、いやそれ以上にタフで、ダイナミックで、有能であることを改めて世界に証明します。これは、あらゆる女性が男性と同じように扱われるための戦いなのです」とコメント。

38歳のラモスも、「私たちは歴史に名を残し、記録に残る、2人の女性戦士の戦いになる。ブラジルを代表して戦うことを誇りに思い、すべてのベルトを持ち帰るつもりです」と、男子選手と同じ条件で世界タイトル戦を行う事に意欲十分。

しかし、WBCのマウリシオ・スライマン会長は、女子ボクサーの健康の為に、3分12ラウンド制の試合を認めない方針を明らかにし、この試合をWBC世界戦として承認しない事を決定した。