WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米)=12勝(9KO)1敗=の6度目の防衛戦は、7月11日(日本時間12日)に米・カリフォルニア州サンフランシスコのシビック・センターで、同級14位のアンディ・ドミンゲス(メキシコ)=13勝(6KO)1敗=を相手に6度目の防衛戦を行う事が決定。
試合はセバスチャン・フンドラらを擁する、サンプソン・リューコーイッツのサンプソン・ボクシングが主催する、屋外興行「iV Boxing」のメインイベントとして開催。英国の実業家エド・ペレイラ氏の資金提供を受け、サンフランシスコのダニエル・ルーリー市長も全面的な支援を表明。入場料はほぼ無料で、ボクシングの米国における観客動員記録の更新を目指す。
これまでの記録は1941年8月に米・ウィスコンシン州ミルウォーキーのジュノー・パークで行われた、NBA世界ミドル級王者トニー・ゼール(米)と、ビリー・プライヤー(米)のノンタイトル戦での13万5132人。ビール会社のパブストがスポンサーとなり無料で会場を開放。元世界ヘビー級王者のジャック・デンプシー(米)が主審を務めている。

27歳のオラスクアガは3月15日に横浜BUNTAIで、飯村樹輝弥(角海老宝石)=9勝(2KO)2敗=選手の挑戦を、圧倒的なパワーで9回TKOで退けたばかりで、約4ヶ月の短いスパンでの試合となる。
28歳のドミンゲスは米・ラスベガスに在住。2024年2月に現WBA世界フライ級3位のヤンキエル・リベラ(プエルトリコ)=7勝(3KO)1敗1分=に、91-99×3の判定負けを喫したのが唯一の黒星。昨年7月に米・アトランティックシティで、元WBA世界ミニマム級王者バイロン・ロハス(ニカラグア)=29勝(12KO)6敗3分=にスプリットの判定勝ち(97-93、96-94、93-07)を収めたのが最新試合。
アンダーカードには新たにサンプソン・ボクシングとプロモート契約を締結した、WBO世界スーパーフェザー級1位チャーリー・スアレス(フィリピン)=18勝(10KO)無敗1NC=が出場。マヌエル・アビラ(米)=25勝(9KO)2敗1分=と対戦する。

スアレスは昨年5月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州サンディエゴで、WBO王者マヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=40勝(33KO)2敗1分1NC=の持つ王座へ挑戦。6回にナバレッテが左目上をカット。偶然のバッティングによるものとされ試合は続行されたが、8回開始直後に試合は停止。ナバレッテの8回1秒負傷判定勝ちとなった。
しかし、試合後にESPNが別角度から編集したリプレイ映像からは、スアレスの左がナバレッテの左目上を痛打している場面が確認され、6月2日(日本時間3日)になって、米・カリフォルニア州コミッションは試合結果をノーコンテストに変更。
WBOは両者の即時再戦を指令したが、ナバレッテと契約するトップランクは、WBOに対しIBF王者エドゥアルド・”シュガー”・ヌニェス(メキシコ)=29勝(27KO)2敗=との王座統一戦の優先開催を嘆願。WBO総会でこれが認められ、2月28日(日本時間3月1日)に行われた王座統一戦でナバレッテが勝利。WBOは3月に入りナバレッテ(メキシコ)と、スアレスの指名戦を改めて指令していた。
スアレスのマネージャー兼トレーナーのデルフィン・ボホルストは、9月、または10月にナバレッテとの再戦を実現させたいとしているが、敗れればすべてを失う事になる。
