5月29日(日本時間30日)、英・ロンドンのヨーク・ホールで開催されたMF Pro興行のメインイベントで、IBF世界スーパーフライ級5位シコ・ンコトール(南アフリカ)=21勝(13KO)3敗=と、元WBC世界フライ級王者で同級6位のチャーリー・エドワーズ(英)=21勝(7KO)2敗1NC=による、IBF世界同級挑戦者決定12回戦が行われた。
同型テクニシャン同士の対戦。試合は両者ジャブの差し合いから右ストレートを狙う流れでスタート。しかし、クラウチングに構えるンコトールは、ジャブのスピードで勝り、右ストレートの威力も十分。3回には右ストレート、左フックをヒットしてエドワーズをたじろがせる。
4回、5回とエドワーズは手数を増やすが踏み込みが甘く届かない。ンコトールは鋭いステップインでジャブを差し込み、エドワーズのジャブに右を被せた。中盤に入り左目下が腫れだしたエドワーズは、右ストレート、アッパーで攻勢に出るが、ンコトールも右ストレートを上下に打ち分けた。
9回、エドワーズがワン・ツー、左フックで攻め込む。手数が減ったンコトールも右ストレートを返した。10回、エドワーズはワン・ツーから左ボディ。手数では上回るが相変わらず右ストレートを被弾。11回、エドワーズの左ボディがローブローとなるが英国人主審は注意を与えない。流れに乗じたエドワーズが攻め込みポイントを奪う。
最終ラウンド、手数が減ったンコトールにエドワーズは左フックをヒット。終了間際、勝利を確信し両手を挙げ試合終了ゴング。ンコトールも両手を挙げ勝利をアピールした中、発表された公式スコアは117-111、116-113、116-112でいずれもンコトール。ジャッジ構成は英国、南アフリカ、カナダ。

勝者ンコトールは6月6日に愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開催される、同級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分1NC=に、同級3位(1、2位は空位)アンドリュー・モロニー(オーストラリア)=28勝(18KO)4敗=が挑むタイトル戦勝者への挑戦権を獲得。
ンコトールは2024年5月にメキシコへ遠征。6月6日に愛知県国際展示場で、IBF世界フライ級王者矢吹正道(緑)=19勝(18KO)4敗=選手への挑戦が決まっている、同級3位レネ・カリスト(メキシコ)=24勝(10KO)1敗1分=と対戦し、94-96、94-96、92-98の判定負けを喫しているが、その後はこれで4連勝。
