WBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)1敗1分=が、デビン・ヘイニー(米)=30戦全勝(15KO)=の返上により空位となった、WBO世界ライト級の王座決定戦への出場に興味を示している。

WBO世界ライト級1位にランクされるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=は、来年4月14日にオーストラリアで、ジョージ・カンボソスJr(豪)=21勝(10KO)2敗=と、IBF世界同級王座決定戦を行う計画が進行中で、ほぼ決定と見られており、WBO王座決定戦には出場しない。

これにより、2位デニス・ベリンチク(ウクライナ)=18戦全勝(9KO)と、3位イサック・クルス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=による王座決定戦開催が有力と見られ、WBA1位であるクルス陣営も、ターゲットをべリンチクへ切り替えたと伝えられていた。

しかし、スーパー王者に認定されるナバレッテはライト級に上げた場合、王者への挑戦権が優先的に与えられる立場にあり、この機会に4階級制覇にチャレンジする可能性はあり得る話で、今後の動向に大いに注目。