10月21日(日本時間22日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション(主導)と、トップランク共催興行のメインカード。NABOウェルター級タイトル12回戦。王者でWBO1位、WBC&IBF10位、12位のアレクシス・ロチャ(米)=23勝(15KO)1敗=GBPに、挑戦者のWBO5位、IBF13位ジョバニ・サンティリャン(米)=31戦全勝(16KO)=TRが挑んだ一戦は、サンティリャンが第6ラウンド1分13秒KO勝ち。

サウスポー同士の一戦は初回から至近距離での打撃戦を展開。初回、ジワリ前に出るサンティリャンが左を叩きつけるとロチャは早くも鼻から出血。しかし、第2ラウンドはロチャがボディを叩き右フックを返した。我慢比べの様相を呈して来た第5ラウンド、サンティリャンの右フックでロチャはダウン。再開後、反撃に出たロチャだが、サンティリャンの右フックの連打を受け、2度目のダウン。

5回を何とか乗り切ったロチャに対し、6回、サンティリャンは一気に襲い掛かり猛攻。右フックから左アッパーの連打で追い込むと、コンパクトな左アッパーをロチャの顎にねじ込みフィニッシュ。キャンバスへ崩れ落ちたロチャのダメージは深刻で、レイ・コロナ(米)主審は即座に試合をストップ。サンティリャンが快勝で、ロチャを破り世界王座に接近した。