4月1日(日本時間2日)、WBOは世界スーパーウェルター級の新王者セバスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=と、WBO世界ウェルター級のスーパー王者に認定されるテレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=との対戦を指令。交渉期間は4月25日(日本時間26日)までで、対戦同意に達しない場合は入札が行われる。最低落札価格は20万ドル(約3030万円)。

フンドラは3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBO世界スーパーウェルター級&WBC世界同級王座決定戦に、負傷したキース・サーマン(米)に代わり急遽出場が決定。WBO王者ティム・チュー(オーストラリア)=24勝(17KO)1敗=と戦い、スプリットの判定でチューを破り、WBO&WBC王座を獲得した。

WBOからの指令に対しフンドラの主導プロモーター、サンプソン・リューコーイッツは、短い時間の中であわただしく決まったチュー戦の契約の多くは口頭で交わされ、再戦契約がある事を明らかにし、「私の言葉は常に署名された契約書と同じである」と、チューとの再戦を優先させる考えを表明。今後の動向が注目される。