IBFは世界クルーザー級王座決定戦。元王者で同級3位のマイリス・ブリエディス(ラトビア)=28勝(20KO)2敗=と、同級4位ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=45勝(30KO)1敗=戦の入札を、1月16日(日本時間17日)に米・ニュージャージー州スプリングフィールドのIBF本部で開催。ブリエディス陣営は、昨年12月20日(日本時間21日)に両陣営に対戦指令がなされた後、交渉期間を置かずに即座の入札を希望していた。

まもなく39歳の誕生日を迎えるブリエディスは、2022年7月にオーストラリアで、王座を返上した前王者ジェイ・オペタイア(豪)=23戦全勝(18KO)=に、12回判定で敗れ王座を失って以来リングに上がっていないが、プロモーターのカレ・サウアーランド(ドイツ)は、「オペタイア戦はジャッジにも問題があったし、後半はオペタイアを圧倒(顎を2箇所骨折)していた」と話し、ブリエディスはすでにスパーリングを開始し、戦う準備が出来ていると主張。

一方、ゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約するラミレス(32歳)は、昨年10月7日(日本時間8日)に米・ラスベガスで行われた、WBA世界クルーザー級挑戦者決定戦で、元WBO世界ライトヘビー級王者ジョー・スミスJr(米)=28勝(22KO)5敗=を判定で破り、2022年11月にWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=21戦全勝(11KO)=の持つ王座に挑戦し、判定で敗れて以来の再起戦を飾っている。