WBC世界バンタム級4位、WBO6位にランクされるデビッド・クエラー(メキシコ)=25戦全勝(17KO)=が、1月19日(日本時間20日)、メキシコ・チェトゥマルのセントロ・デ・コンベンシオネスのリングに登場。2019年12月に元2階級制覇王者のオマール・バルバエス(アルゼンチン)=49勝(25KO)4敗2分=に勝ったこともある、パブロ・アリエル・ゴメス(アルゼンチン)=18勝(1KO)14敗3分=と、空位のWBCインターナショナル・バンタム級王座を賭けて対戦。

試合全般を通じ、ナルバエスを引退に追いやったゴメスを攻めたクエラーは、100-90、100-90、98-92のスコアで判定勝利を飾り、WBCインターナショナル王座を獲得。

26連勝となった22歳のクエラーは、2021年10月に戦った元WBO世界ミニマム級&WBO世界ライトフライ級暫定王者モイセス・フェンテス(メキシコ)=25勝(14KO)=が、試合後に亡くなるというアクシデントがあったが、以後も連勝を継続。

ボクシングを始めたのは5歳の時。アマ戦績90勝10敗を残し15歳でプロ転向。サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)をビッグスターに育て上げた、エディ・レイノソの実父チャボ・レイノソの指導を受けており、チャボは「カネロ以来、私が見た中で最も規律正しいファイターだ。彼は賢く、本当に世界チャンピオンになりたいと思っている」と、クエラーのボクシングに対する姿勢を絶賛。今後はバンタム級で世界タイトル獲得を目指す。